今回は「Tex」の導入方法について解説したいと思います。
少しややこしかったので、丁寧に解説していきたいと思います。
※インストールに時間がかかります!(2時間くらい)十分時間があるときにやってください。
※windowsでの説明になります。他のOS(Macなど)をお使いの方は参考にならないかもしれません。
Texの導入方法
TexLiveを使う
Texの導入には「TexLive」というディストリビューションを使います。
詳しくはこちら↓
国際的にも使われているそうなので信頼できるかと思います。
TexLiveを取得
ではTexLiveをインストールしていきましょう。
こちらのリンク
「http://ftp.jaist.ac.jp/pub/CTAN/systems/texlive/tlnet/」
にアクセスすると

このような画面になるかと思います。
こちらから「install-tl.zip」をダウンロードして、解凍します。
解凍した後、フォルダの「install-tl 」→「 install-tl-(日付)」に移動します。
すると

「install-tl-windows.bat」があるかと思います。
こちらをクリックしていただくとインストールが始まります。
インストール

「install-tl-windows.bat」 をクリックするとこのような画面が出てくるかと思います。
少し待っていると

このような画面があらわれます。
特に変更する必要はありませんが、インストール先(僕の場合は「C:/texlive/2019」)を覚えておくと、「TexLiveどこだっけ…」とならなくていいかと思います。
右下の「インストール」を押してインストール開始です。
2時間ぐらい待つ

このような画面が現れるかと思います。
すべて終わるまで2時間ぐらいかかったので、気長に待ちましょう。
texmf.cnf
インストールが完了したら

こんな感じの画面が出てくるかと思います。「閉じる」で閉じましょう。
次は「texmf.cnf 」というファイルの設定です。
以下のようなファイルをアプリ「メモ帳」で作りましょう。
%put this in C:\texlive\texmf-local\web2c % shell_escape_commands = \ bibtex,bibtex8,bibtexu,pbibtex,upbibtex,biber,\ kpsewhich,\ makeindex,mendex,texindy,\ mpost,pmpost,upmpost,\ repstopdf,epspdf,extractbb guess_input_kanji_encoding = 1 TEXLIVE_WINDOWS_EXTERNAL_GS=gswin32c.exe
作れたら名前を 「texmf.cnf 」 として「 C:\texlive\texmf-local\web2c\texmf.cnf 」保存します。

こんな感じです。
TexWorks
「TexWorks」はTexを作るためのエディタのようなものです。
ショートカットを作って簡単にアクセスできるようにしましょう。
「C:\texlive\2019\bin\win32\texworks.exe 」
にあるのでアイコンを右クリックしてショートカットをデスクトップにつくっておきましょう。

日本語設定
ショートカットを作ったらクリックしてTexWorksを起動します。
日本語設定をしていきます。
まず、

「編集」から「設定」そして

「タイプセット」から下の方の「+」をおし、
名前:pdfpLatex
プログラム:ptex2pdf
引数:-l
-ot
$synctexoption -guess-input-enc -kanji=utf8
$fullname
としていきます。
引数は一行書くごとにヨコの「+」を押してください。
コマンドプロンプト
次にコマンドプロンプトを開いて
何もせず
mktexlsr
と打ち、Enter。処理が行われます。
次に
kanji-config-updmap ipaex
として、Enter。また処理が行われます。

するとこのようになります。これでTexが使えるようになります!!
試し書き
では試しに
\documentclass{jsarticle} \begin{document} こんにちは \end{document}
と打ち込んで左上の矢印アイコンをクリックしてみましょう。

するとなにやら処理をした後にこのようなpdfができると思います。

これが無事出せれば完成です!!お疲れさまでした。